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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント V 内分泌 2.バセドウ病治療の要点
131Iによるバセドウ病の治療—とくに投与量の問題
著者: 鳥塚莞爾1
所属機関: 1京大・放射線科
ページ範囲:P.1742 - P.1743
文献購入ページに移動 バセドウ病の原因は今日なお不明で,したがってその原因的療法はない.131I療法は放射線による一種の破壊的療法であり,最良の方法とはいえないが,治癒率が高く,安全に実施し得ることから広く行なわれるようになっている.しかしながら高率な晩発性甲状腺機能低下症の発生1〜3がみられることから投与131I量の再検討が行なわれているのが現状である.
以下,131I療法の適応,投与法および晩発性機能低下症の発生を中心に概説
する.
以下,131I療法の適応,投与法および晩発性機能低下症の発生を中心に概説
する.
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