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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント V 内分泌 3.甲状腺疾患治療の問題点

甲状腺腫—どのような場合に手術するか

著者: 藤本吉秀1

所属機関: 1東大第2外科

ページ範囲:P.1750 - P.1751

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 甲状腺が大きく腫大していると,病因が何であろうと美容上よくないという理由で手術をしたり,甲状腺に硬く触れる部分があるとすぐ癌の疑いをおいて手術をしたのは昔のことであり,今日では術前にいろいろな検査ができるようになったので,手術をしなくても診断がだいたいつくようになり,診断がつけば個々の疾患の病態生理を十分にわきまえて手術適応を決めるようになった.
 さて手術適応があると決まった場合,手術中に新たに得られる所見や情報を加味して,生じている病変の綜合的判断を慎重に行ない,最も適切と考えられる手術術式を選ぶことが肝要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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