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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント V 内分泌 5.副腎疾患の治療

副腎不全治療のポイント

著者: 井村裕夫1

所属機関: 1神戸大第3内科

ページ範囲:P.1754 - P.1755

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 副腎不全の治療にあたっては,まず原発性(副腎結核,特発性萎縮など)か,続発性(下垂体機能低下症,副腎皮質ステロイド長期投与後など)かを区別しておく必要がある.原発性副腎不全ではアルドステロンの分泌も障害されているため,ストレスに際して副腎クリーゼを起こしやすい.原発性と続発性の鑑別のためには,ACTH刺激試験が用いられる.
 治療の主眼は不足している主要な副腎皮質ステロイド,コーチゾールを補償することにある.補償の方法と量は慢性期と,急性期すなわちクリーゼの時期とでは異なる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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