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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント VII 神経 1.日常みられる神経系愁訴の治療と生活指導

自律神経失調症

著者: 筒井末春1

所属機関: 1東邦大第2内科

ページ範囲:P.1808 - P.1809

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 自律神経失調症は一般に主症状が自律神経症状であって,精神症状の出現はあっても主症状の発現に直接関与が考えにくく,これらの愁訴に見合う他覚的検査で所見の欠如があると,比較的安易に診断されているが,充分な除外をしないと他の身体疾患や精神疾患と誤ることもあり,さらに積極的に自律神経失調の存在を機能検査で確かめることも大切である.
 このように注意して他疾患を見落とすことのないように慎重な配慮を加えても,全て同一の要因で発生しているというよりは,いくつかの病像が混在して本症が発症していると考えるのが妥当である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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