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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント

VII 神経 2.内科医に必要な精神科治療のポイント

てんかんの薬物療法と生活管理

著者: 中沢恒幸1

所属機関: 1名衛大精神神経科

ページ範囲:P.1816 - P.1817

文献概要

 てんかんの薬物療法と生活管理は発作の抑制と精神症状改善のための車の両輪のごとき存在である.何故なら抗てんかん剤は現在のところすべて対症療法の域を出ていないので,極めて長期間服用しなければならず,したがって,その間の生活指導や職業上の問題特有の性格変化が示す生活障害などをコントロールしてやらねばならないからである.
 てんかんの薬物療法は,多くの成書に詳細に記述されているが,臨床的に繁用されているのはbarbiturate系,hydantoin系およびoxazolidine系の3種であり,これ以外の抗てんかん剤使用は専門医にまかすべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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