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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
VII 神経 3.神経系治療薬剤の選び方
文献概要
パーキンソン病が記載されて150数年になるが,その本態の一部が神経生化学的に解明されたのは最近10数年来のことである.しかもこれにもとついて本症候群の薬物療法が理論的根拠をえ,さらに従来経験的に用いられたいわゆる抗パーキンソン剤も,その意義がはじめて解明されつつあるという時点に達した.その意味で,まず本症候群の神経生理生化学的機序が理解されなければならない.
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