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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント VII 神経 4.神経病治療の問題点
ヘルペス脳炎の治療
著者: 庄司紘史1
所属機関: 1都立府中病院・神経内科
ページ範囲:P.1834 - P.1835
文献購入ページに移動臨床像は発熱,髄膜刺激症状,せん妄を含む意識障害,痙攣,異常行動,幻視,健忘症状群などが出現する1).本症の致命率は50〜70%とされており,とくに昏睡にいたる意識障害,けいれんの頻発,脳圧亢進症状をみとめる症例の予後は極めて不良である.稀に意識障害が比較的軽く,精神症状を前景とした経過良好な症例も存在する.
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