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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント VII 神経 4.神経病治療の問題点
いわゆる脊髄炎の治療と管理
著者: 荒木淑郎1
所属機関: 1川崎医大内科
ページ範囲:P.1836 - P.1837
文献購入ページに移動脊髄炎とは
脊髄炎myelitisとは,厳密にいえば脊髄の炎症性疾患をいう.しかし原因は必ずしも炎症性(例えば多発性硬化症による脱髄性脊髄炎,あるいは硬膜外膿瘍による細菌性脊髄炎など)に限らず,血管障害性,圧迫性,アレルギー性,あるいは中毒性などによることもあり,原因を確定することは困難な場合が多い.表題のごとく"いわゆる脊髄炎"と呼ばれるのは,このような理由によるものである.
脊髄炎は,通常発症様式から急性型と慢性型に大別される.
脊髄炎myelitisとは,厳密にいえば脊髄の炎症性疾患をいう.しかし原因は必ずしも炎症性(例えば多発性硬化症による脱髄性脊髄炎,あるいは硬膜外膿瘍による細菌性脊髄炎など)に限らず,血管障害性,圧迫性,アレルギー性,あるいは中毒性などによることもあり,原因を確定することは困難な場合が多い.表題のごとく"いわゆる脊髄炎"と呼ばれるのは,このような理由によるものである.
脊髄炎は,通常発症様式から急性型と慢性型に大別される.
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