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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント
VII 神経 4.神経病治療の問題点
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周期性四肢麻痺の治療と管理に先行して,まず本症は単一の疾患ではなく,いろいろな原因でおこり得る症候群であることを認識しておかなければならない(板原,1961)1,2.
原因疾患の判明しないものを本態性(または原発性)周期性麻痺とし,はっきりした原病をもつか,合併症と考えられる疾患を持つ場合を症候性(または二次性)周期性四肢麻痺として一群にまとめ,それらの各々に発作時の血清電解質(とくにカリウム)濃度からの分類を念頭において,それぞれに対する治療ないし発作予防の対策を講じなければならない.
原因疾患の判明しないものを本態性(または原発性)周期性麻痺とし,はっきりした原病をもつか,合併症と考えられる疾患を持つ場合を症候性(または二次性)周期性四肢麻痺として一群にまとめ,それらの各々に発作時の血清電解質(とくにカリウム)濃度からの分類を念頭において,それぞれに対する治療ないし発作予防の対策を講じなければならない.
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