icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント VIII アレルギー・免疫 2.アレルギー疾患の全身療法

抗ヒスタミン剤の適応と与え方

著者: 高橋昭三1

所属機関: 1昭和大第1内科

ページ範囲:P.1868 - P.1870

文献購入ページに移動
 ヒスタミンは即時型アレルギー反応のchemical mediatorとして重要な役割を演じているので,抗ヒスタミン剤(以下抗ヒ剤)は,即時型アレルギー性疾患の対症治療薬として欠かせぬものである.
 抗ヒ剤は細胞表面のヒスタミン受容体とヒスタミンとの結合に対して競合的に働き,抗ヒスタミン作用をあらわすと考えられているが,抗ヒスタミン作用の他にも,抗コリン作用,抗痙攣作用,アドレナリンおよび神経節遮断作用,中枢性の鎮静催眠作用,局所性の知覚麻酔作用などがあり,抗ヒ剤のなかには種類によりその適応が向精神薬,パーキンソン症候群治療剤,鎮暈剤などに向けられているものもある.ここでは抗アレルギー剤としての抗ヒ剤を中心にして述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら