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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント IX 血液・造血臓器 6.放射線および外科的治療
悪性リンパ腫における放射線療法の適応
著者: 鎌田力三郎1
所属機関: 1日大放射線科
ページ範囲:P.1920 - P.1922
文献購入ページに移動 悪性リンパ腫(細網肉腫,リンパ肉腫,ホジキン病,巨大濾胞リンパ腫)は放射線感受性が高く,照射により容易に消失あるいは縮少する反面,急速に連続的あるいは非連続的にリンパ節あるいは臓器に病変が進展する傾向が大きく全身病的な性格が極あて強い.したがって,初診時の進度および初回の治療が適切であったか否かが予後に大きく関係する,現在も本症の多くは放射線療法が第一選択であるが,最近は化学療法が急速に発達したので,進行例では放射線と化学療法の併用が普遍化している.
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