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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント X 腎・泌尿器 1.腎炎とその周辺

妊娠と慢性腎炎

著者: 宮原正1 岡部繁1

所属機関: 1慈恵医大上田内科

ページ範囲:P.1932 - P.1933

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 慢性腎炎患者が妊娠を希望する場合,あるいは妊娠した場合,妊娠継続が可能であるか,果たして無事出産し得るか。われわれは日常診療においてしばしばこの問題の決定をせまられる.
 以前は慢性腎炎患者が妊娠すると習慣的に危険視され,腎障害の程度とは無関係に妊娠を中絶するのが一般的であった,しかし,約十年前から欧米において腎疾患と妊娠について腎の面から検討が行なわれ,わが国では昭和38年上田がこれについて初めて系統的研究を報告した.今日では腎機能,血圧は妊娠継続可否の判断に重要な指針となることが認められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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