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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント X 腎・泌尿器 2.ネフローゼ治療のポイント

ステロイド抵抗性ネフローゼの扱い方

著者: 東條靜夫1

所属機関: 1千葉大第1内科

ページ範囲:P.1950 - P.1951

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 ネフローゼ症候群とは,周知の如く,高度の蛋白尿(1日3.5g以上),低蛋白血症(血清総蛋白量6.0g/100ml以下),とくに低アルブミン血症(血清アルブミン量3.0g/100ml以下)を必須条件とし,その他多くの場合に高脂血症(血清総コレステロール量250mg/100ml以上)および浮腫を認め,尿沈渣中に多数の卵円型脂肪体,重屈折性脂肪体を検出する症候群である.
 したがって,これら特有の症状を呈するものに,多くの疾患があげられるが,日常の臨床でもっともしばしば経験されるものに,原発性腎(糸球体)疾患によるネフローゼ症候群があり,病因のほぼ80%を占めている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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