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特集 これだけは知っておきたい治療のポイント X 腎・泌尿器 5.利尿法のポイント
留置カテーテルの適応と感染予防の実際
著者: 斎藤豊一1
所属機関: 1虎の門病院泌尿器科
ページ範囲:P.1968 - P.1970
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留置カテーテルの適応としては第1に腎機能の維持,改善と,第2に膀胱手術後の尿流確保,縫合部の安静が考えられる.
慢性不完全尿閉が持続すると膀胱内圧の上昇をきたし,ついで腎盂内圧の上昇をもたらし,水腎症となり腎不全に移行する.このような場合には留置カテーテルをおいて腎機能の維持,改善をはからなければならない。これは神経因性膀胱,脳脊髄疾患,骨盤内手術のあとなどにみられる状態である.
留置カテーテルの適応としては第1に腎機能の維持,改善と,第2に膀胱手術後の尿流確保,縫合部の安静が考えられる.
慢性不完全尿閉が持続すると膀胱内圧の上昇をきたし,ついで腎盂内圧の上昇をもたらし,水腎症となり腎不全に移行する.このような場合には留置カテーテルをおいて腎機能の維持,改善をはからなければならない。これは神経因性膀胱,脳脊髄疾患,骨盤内手術のあとなどにみられる状態である.
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