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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

文献概要

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント X 腎・泌尿器 6.外科治療の考えられる泌尿器疾患

特発性腎出血の治療

著者: 百瀬俊郎1

所属機関: 1九大泌尿器科

ページ範囲:P.1974 - P.1975

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 特発性腎出血とは通常の泌尿器科的および他の諸検査によっても,その原因を明らかにすることができない腎性血尿のことである.したがって,容易につけられる診断名ではない.
 本症の原因は一元的なものでなく複雑な因子を含むもので,1つの症候群と考えられている.臨床的に利用しやすいものとして笠井(1960)2)および米瀬(1967)3)の分類を表1および表2に示す.しかし実際にはこれらを明確にすることは困難であるので,系統的な検査によって原因の判明した疾患を除外してゆくとともに,種々の治療に対する反応から出血の原因を推定する治療的診断が行なわれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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