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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻12号

1973年11月発行

特集 これだけは知っておきたい治療のポイント

XI 感染症 4.化学療法との併用療法

化学療法剤と抗炎症剤(非ステロイド剤,消炎酵素剤)の併用

著者: 斎藤篤1

所属機関: 1慈恵医大・上田内科

ページ範囲:P.2024 - P.2025

文献概要

 細菌感染によって生じた炎症反応のうち,生体防御に不必要ないしはあまり必要でない反応を早期に鎮静する目的で抗炎症剤を化学療法に併用することがある.特に抗炎症作用が最も強力な副腎皮質ステロイド剤は乱用の傾向さえあり,副作用の点で臨床上重大な問題を提起している.そこで抗炎症作用は副腎皮質ステロイド剤ほどではないが,重篤な副作用も少ない非ステロイド剤ならびに消炎酵素剤が漸次臨床使用されるようになった.
 ここでは化学療法剤と非ステロイド剤あるいは消炎酵素剤併用の意義,適応症などについて述べるとともに,両剤併用時にみられる2,3の問題点についてふれてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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