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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻2号

1973年02月発行

文献概要

今月の主題 冠硬化症の新しい知見 冠循環の病理

冠硬化症と心機能

著者: 谷口興一1

所属機関: 1東京医歯大・第2内科

ページ範囲:P.156 - P.157

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 冠動脈硬化を主因とする心疾患は,陳旧性心筋硬塞や無痛性冠不全など無症状のものから,狭心症,新鮮心筋硬塞のように著しい症状を呈するものまで多彩である.したがって心機能も心臓の病変の程度や広さ,部位などにより当然異なったパターンを呈する.
 心機能Cardiac performanceと一口にいっても,心筋収縮能myocardial contractilityなども含むとすれば複雑となり,また,あらゆる臨床例でこれを測定することはいささか困難である.筆者は心機能の概念を主として心臓のポンプ作用という範囲でとらえ,冠硬化症の心機能について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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