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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻2号

1973年02月発行

診療相談室

くも膜下出血発症後2カ月経て,髄圧のみが300mmH2Oを示している症例について

著者: 荒木淑郎1

所属機関: 1川崎医大・内科

ページ範囲:P.244 - P.244

文献概要

質問 くも膜下出血発症後2カ月経て,自覚的症状はすべてとれ,予想通りの臨床経過をたどりながら,髄圧のみ300mmH20前後を示している症例について,積極的に圧をさげる治療をすべきか,それとも放置して,経過をみてよいかについてご教示ください・なお髄圧充進による臨床所見は全くなしです.患者は41歳男,剛健な肉体労働者です.脳血管撮影で,動脈瘤や動静脈痩は発見されませんでした.うっ血乳頭(-). (福岡市・S生)
答 御質問の症例は,41歳男で,くも膜下出血後2カ月を経過し,自覚症状はすべてとれ,髄液圧のみ300mmH2O前後を示しており,髄液圧上昇以外は一応異常所見は認められていない.また脳血管撮影でも動脈瘤や動静脈奇形も確認されておらず,その他の原因による二次的出血の可能性もまた除外されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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