文献詳細
今月の主題 内科領域における輸液と輸血
血液製剤の正しい使い方
文献概要
ここで低ガンマグロブリン血症とは,免疫不全症のそれ,ことに先天性免疫不全症候群におけるそれに限って述べる.実際の診療においては,これらの疾患より,後天性あるいは続発性免疫不全症としての低ガンマグロブリン血症が多くみられるが,「自然の実験」たる先天性不全症の理解が,これら疾患を治療する上にも必要だからである.なお,本稿では,紙数の関係で標題の補給療法に限って述べるので,免疫不全症治療の全般については成書など1)2)3)を参照されたい.
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