icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina10巻3号

1973年03月発行

文献概要

診療相談室

肺結核の気管支拡張症の合併について

著者: 植村敏彦1

所属機関: 1国立療養所東京病院内科

ページ範囲:P.372 - P.372

文献購入ページに移動
質問 肺結核(後遺症)における気管支拡張症の合併はどのくらいあるものでしょうか. (山口市 T生)
〔答〕肺結核が治癒する時,瘢痕萎縮を生ずるのが普通である.その牽引により多少とも気管支の拡張を来たすものである.その他,気管支結核が伴った場合,その瘢痕萎縮により,気管支狭窄を来たし,その末梢に分泌物の貯溜や無気肺を生じて,その結果気管支拡張を来たす場合もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?