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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻4号

1973年04月発行

文献概要

診療相談室

SLEと小舞踏病との合併について

著者: 塩川優一1

所属機関: 1順大・内科

ページ範囲:P.486 - P.486

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質問 私はSLEに舞踏病を合併した症例を経験しましたが,現在の考え方としては舞踏病(chorea minor)はすべてリウマチ性のものと考えるべきなのでしょうか,また小児の点頭痙攣はリウマチと関係がありますか.(岡山市 T・H生)
答 全身性エリテマトーデス(SLE)において,中枢および末梢神経系の変化は,もっとも重要なもののひとつである.そして中枢神経系の症状にもノイローゼ程度のものから意識障害,精神病,痙攣に至るあらゆる段階がみられており,しばしばそのほうが初発症状であることもある.その原因は,主として本症にみられる血管炎と考えられているが,その他に本症に伴う中毒症状もあり得るし,さらに副腎皮質ステロイドなどの薬物の関与もつねに問題となるところである,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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