文献詳細
文献概要
今月の主題 消化管ホルモンの臨床 消化管ホルモンの生理
コレチストキニン—パンクレオザイミン(CCK-PZ)の生理作用
著者: 斎藤敏夫1
所属機関: 1順大内科
ページ範囲:P.570 - P.571
文献購入ページに移動 1970年,Bayliss & Starlingは上部小腸粘膜中に,特異的に膵液分泌を促進する物質の存在を認め,セクレチンと命名した.その後彼らの抽出したセクレチンは膵液のみならず胆汁分泌にも関係する成績が得られ,1926年頃には胆嚢収縮作用についても報告された.1928年に至りIvy & Oldbergは,上記の粗セクレチンから胆嚢収縮物質を分離してコレチストキニン(以下CCKと略す)と命名した.
1943年,Harper & Raperは膵酵素分泌を促進する物質を分離してパンクレオザイミン(以下PZと略す)と名づけた.
1943年,Harper & Raperは膵酵素分泌を促進する物質を分離してパンクレオザイミン(以下PZと略す)と名づけた.
掲載誌情報