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今月の主題 消化管ホルモンの臨床 消化管ホルモンの測定
ガストリンの測定
著者: 大倉久直1
所属機関: 1国立がんセンター病院臨床検査部
ページ範囲:P.582 - P.585
文献購入ページに移動 近年ガストリンを中心とした消化管ホルモンの病態生理学に著しい進歩をもたらした要因の一つには,これら活性ペプタイドを超微量で正確に定量しうるラジオイムノアッセイ法(Radioimmunoassay,以下RIAと略す)の導入があげられる.
したがって,本稿では主としてRIA法によるガストリンの測定について紹介したい.しかし,ホルモンとしての消化管活性ペプタイド群を考えるにあたっては,生体におけるホルモン作用そのものを指標とした測定法,すなわち,生物検定法が,単に歴史的価値としてでなく今後も要に応じて帰拠すべき基本的な系であると信じるので,以下,生物検定法についても少し触れてゆきたい.
したがって,本稿では主としてRIA法によるガストリンの測定について紹介したい.しかし,ホルモンとしての消化管活性ペプタイド群を考えるにあたっては,生体におけるホルモン作用そのものを指標とした測定法,すなわち,生物検定法が,単に歴史的価値としてでなく今後も要に応じて帰拠すべき基本的な系であると信じるので,以下,生物検定法についても少し触れてゆきたい.
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