文献詳細
文献概要
カラーグラフ 臨床医のための病理学
Ⅴ.胃癌
著者: 金子仁12
所属機関: 1日本医大 2日本医大老研基礎部
ページ範囲:P.606 - P.607
文献購入ページに移動 胃癌は日本人に最も多い癌であることは周知の事実である.最近ファイバースコープによる微小生検や,直視下洗滌細胞診などにより,初期癌,ことに粘膜だけの癌が発見されるようになった.この場合は印環細胞型の癖細胞を認めることが多い.
胃癌の組織像は大部分が腺癌である.腺形成が少なく,未分化型になるほど予後は悪い.進行癌の肉眼的分類は今でもBorrmann分類(I度,II度,III度,IV度)を用いている.組織分類はCAT,SAT分類を行なうようになってきた.
胃癌の組織像は大部分が腺癌である.腺形成が少なく,未分化型になるほど予後は悪い.進行癌の肉眼的分類は今でもBorrmann分類(I度,II度,III度,IV度)を用いている.組織分類はCAT,SAT分類を行なうようになってきた.
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