文献詳細
文献概要
今月の主題 問診 患者別問診法
救急患者の問診のすすめ方
著者: 長洲光太郎1
所属機関: 1関東逓信病院外科
ページ範囲:P.686 - P.687
文献購入ページに移動救急ということ
私の病院の性質上,救急症例の取り扱い数はけっして多くはない.ことに交通外傷のごときものについては私はごく常識的な知識と経験しか持ち合わせがない.ただ私の外科医生活も30数年になり,いわば戦前からの「old general surgery」を専門としているのであるから,どのような救急患者でも一応取り扱ってきたし,それに対し全く無策だというわけではない.少なくとも非常識な取り扱いはしないだろうと思っている.その点が多少は取柄かもしれない。
過去8年余りで私のところの手術例数は約5000例あったが,救急的手術は1割余りであろう.そういう中には83歳の老人の急性イレウスとか大量吐下血,あるいは生後直後の新生児の開胸開腹緊急手術など,バラエティは必ずしも乏しくはない.そういう経験がこの記述の基礎にあるものと思って御了解ねがいたい.
私の病院の性質上,救急症例の取り扱い数はけっして多くはない.ことに交通外傷のごときものについては私はごく常識的な知識と経験しか持ち合わせがない.ただ私の外科医生活も30数年になり,いわば戦前からの「old general surgery」を専門としているのであるから,どのような救急患者でも一応取り扱ってきたし,それに対し全く無策だというわけではない.少なくとも非常識な取り扱いはしないだろうと思っている.その点が多少は取柄かもしれない。
過去8年余りで私のところの手術例数は約5000例あったが,救急的手術は1割余りであろう.そういう中には83歳の老人の急性イレウスとか大量吐下血,あるいは生後直後の新生児の開胸開腹緊急手術など,バラエティは必ずしも乏しくはない.そういう経験がこの記述の基礎にあるものと思って御了解ねがいたい.
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