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症例
Xanthin oxydase阻害剤(Allopurinol)の白血病6MP療法への応用
著者: 河村節子1 相沢中1 小松良彦1 近江忠尚1 富田重照1 吉田豊1 松永藤雄1
所属機関: 1弘前大・松永内科
ページ範囲:P.761 - P.763
文献購入ページに移動6MPが生体内で受ける反応は,1つはInosinic andguanylic pyrophosphorylaseにより核酸合成阻害に有効な活性型であるThioinosinic acid(TIMP)へ,他の一つはXant血in oxydaseに触媒され不活性型物質であるThyouric acid(TUA)への酸化2)である.この2っの反応が6MPの臨床効果と関連し,6MPの耐性発現機序はTIMPへの合成不足とTUAへの急速な酸化反応の充進とで説明される3)4)5).
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