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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻7号

1973年07月発行

文献概要

グラフ 血管造影のみかた

脳(その1)正常脳血管像とその読影要点

著者: 水上公宏1

所属機関: 1脳血管研究所美原記念病院脳神経外科

ページ範囲:P.894 - P.900

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 1927年,Egas Monizによって開発された脳血管撮影法は,神経学的診断の補助手段としてきわめて価値が高い.1937年,清水健太郎教授による経皮的穿刺法の創始は本法を実施しやすいものとし,造影剤の改良と相まって,現在広く普及するに至った.本法は脳血管の形態学的変化のみならず,脳血管動態をも観察することが可能なため,神経学的補助診断法としての価値が高いのみならず,脳病態変化を知る上にもきわめて重要な手段である。本シリーズにおいては脳血管撮影の読影の要点を簡単に記述し,各疾患におけるその果たす役割について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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