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文献詳細

雑誌文献

medicina10巻8号

1973年08月発行

文献概要

今月の主題 転換期に立つ検診 検(健)診実施上の問題点

虚血性心臓病の検診

著者: 中山裕煕1

所属機関: 1久留米大・木村内科

ページ範囲:P.978 - P.979

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 疫学は仮説を設定し,これをPopulation Surveyにより立証するに本筋を有し,検診は疫学により得られた成果,すなわち,現在虚血性心臓病の発症要因として認められているものは全て検査項目として組み込み行なうのが本筋であり,その目標は一次(発症)予防であり健康維持増進にある.しかしながら,検診は個人よりむしろMassを対象とするため一般的であり,また地域社会に密接したということで考えてみると,量的な,あるいは質的な能力,また経済的な面も合わせ考えなくてはならないということにまず問題がある.要するに現時点ではこの両面を兼ね具えた,しかも効果ある予防対策を立て得る方法ということであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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