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私の本棚
—阿部 正和編—"ベッドサイドの症状学",他
著者: 柴田一郎
所属機関:
ページ範囲:P.1085 - P.1085
文献購入ページに移動 私が大学に入学したのは,昭和16年,独ソ戦が始まったため,その時点で店頭にあるもの塚外には絶対に洋書の入手は不能だという時であった.並んだ洋書を買溜めする金もなく,だんだんと店頭から姿を消してゆく洋書を指を咥えながら眺めている切なさはやりきれないものであった.その時の執念が残ったためか,私は医書に限らず,ほしいと思う本は読めもしないのに,無理しても購入する癖がついてしまったらしい.
最近では医学書の出版も多く,なかなか読むだけの時間も根気もないのであるが,またちょっと開いてみて,内容に失望するものも多いことも事実である.その様な近頃の私の生活の中で,非常に感銘を受けた数冊の本のすすめを述べてみたい.
最近では医学書の出版も多く,なかなか読むだけの時間も根気もないのであるが,またちょっと開いてみて,内容に失望するものも多いことも事実である.その様な近頃の私の生活の中で,非常に感銘を受けた数冊の本のすすめを述べてみたい.
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