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今月の主題 慢性関節リウマチ(RA)の新しいプロフィール 病因論
RAにおける免疫複合体の意味
著者: 園崎秀吉1 鳥巣要道2
所属機関: 1東大整形外科 2九大第1外科
ページ範囲:P.1114 - P.1116
文献購入ページに移動一般に自己免疫疾患という概念は大別して二つの疾患群を包括している.第一は古典的自己免疫疾患で橋本氏病とか交感性眼炎,あるいは,ある種の脳脊髄炎の如く,組織特異抗原に対し,自己の生体が,これを異物(非自己)と認め,自己抗体を作り,抗原と反応して免疫反応を起こし,組織局所に病気を発症せしめるものである.第二はautologous immune complex diseaseとも呼ばれるもので,すなわちループス腎炎の如く体内のどこかで形成された,immune colnplexが流血を介して糸球体に沈着し,これに血清の補体等が作用して,糸球体に病変を生ずるものであり,他に毛細管などもその場となる.
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