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オスラー博士の生涯・12
オスラーのフィラデルフィア赴任—1884-1885
著者: 日野原重明1
所属機関: 1聖路加国際病院
ページ範囲:P.1214 - P.1217
文献購入ページに移動 1870年にマギル大学医学部を卒業したオスラーは,2カ年間英国および欧州に留学し,1874年6月から母校に帰り,25歳の若さで最初は生理学の講師,ついで教授として学生の教育並びに研究に精進した.
彼はさらに病理学,ついで内科臨床の専門医として,学生の臨床指導に励み,また同僚とともにマギル大学の医学教育の革新を図った.彼はさらにカナダにおける諸学会の活動の推進力となり,また専門誌の編集などにも参与して,きわめて多忙な生活を続けた.しかし,10年間のこの大学での働き心あと,彼は母校を去ることを決意したのである.
彼はさらに病理学,ついで内科臨床の専門医として,学生の臨床指導に励み,また同僚とともにマギル大学の医学教育の革新を図った.彼はさらにカナダにおける諸学会の活動の推進力となり,また専門誌の編集などにも参与して,きわめて多忙な生活を続けた.しかし,10年間のこの大学での働き心あと,彼は母校を去ることを決意したのである.
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