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今月の主題 新しい臓器相関のとらえ方 臓器相関の概念
臨床的立場からみた臓器相関
著者: 阿部正和1
所属機関: 1慈恵医大・第4内科
ページ範囲:P.14 - P.15
文献購入ページに移動 ある1つの疾患の診断に当たって,病変の主座がどこに存在するかをみきわめることはもちろん重要なことである.しかし,それと同時に,その病変が他の臓器に,ときには全身的にどのような影響を及ぼしているかをいつも考えることが内科医には要請されているのである.
1つの臓器の病変のみを重視するMonoorganopathologieに対して,臓器相関的に疾病をみていくPolyorganopathologieという立場がこれに当たる.近代内科学では,常にこの後者の立場をとりながら診療をすすめていくことが必要である.
1つの臓器の病変のみを重視するMonoorganopathologieに対して,臓器相関的に疾病をみていくPolyorganopathologieという立場がこれに当たる.近代内科学では,常にこの後者の立場をとりながら診療をすすめていくことが必要である.
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