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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻1号

1974年01月発行

文献概要

今月の主題 新しい臓器相関のとらえ方 主要臓器障害を中心とした臓器相関

造血臓器障害と臓器相関

著者: 天木一太1

所属機関: 1日大・第1内科

ページ範囲:P.22 - P.25

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 造血臓器は,骨髄,脾,リンパ節および胸線である.これらの場所では赤血球,リンパ球,形質細胞を含む各種白血球,および血小板がつくられ,また免疫グロブリンが産生されている.造血臓器の障害はとりもなおさず血液疾患である.
 血液は,心臓と血管によって全身をあまねく循環し,すべての組織に酸素を運び,炭酸ガスを排泄し,白血球,免疫グロブリンによってあらゆる部位の防衛を行ない,組織に栄養を送り,滲透圧や電解質を調節して,組織に適当な環境をつくり,そのうえ出血と血栓の傾向をちょうどよい状態に保っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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