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今月の主題 手術適応の問題点 特殊な状態における手術適応
喘息のあるとき—とくに麻酔適応の問題をめぐって
著者: 黒須吉夫1
所属機関: 1東邦大麻酔科学
ページ範囲:P.1298 - P.1299
文献購入ページに移動 "喘息のあるとき"の麻酔適応を画一的に基準化することは,喘息の症状,誘因等が千差万別であり,加えて手術適応の緊急度など多角的な考慮が必要なため,事実上不可能かつはなはだ危険といわねばならない.かかる観点からわれわれは日常,喘息という特殊条件下の麻酔適応を決定するに当たって,①手術の緊急度,②患者の喘息状態の重症度,および③適切な麻酔の選択の3点に焦点を合わせて考える必要がある.誌面の都合上,それぞれの詳細は成書にこれを譲り,以下上記の各問題点について述べ,御参考に供したい.
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