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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻10号

1974年10月発行

文献概要

検体の取り扱い方と検査成績

PSP排泄試験

著者: 水田亘1

所属機関: 1神戸中央市民病院・臨床病理部

ページ範囲:P.1342 - P.1343

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 PSP試験は手技が容易であり測定操作も比較的簡単で精度のよい方法である.静脈に注射したPSPは94%が近位尿細管から排泄されるが,通常の負荷量(6mg)では尿細管機能が飽和されないので,PSPの排泄量の測定値は尿細管機能よりむしろ腎血流量を主に反映することになる.この意味から,15分値の測定が最も重視されている.腎血流量の減少している病的腎でも,120分もの長時間にはPSPの尿細管での排泄がくり返し行なわれるため正常値を示す場合もしばしばある.測定値の誤差要因を理解しやすくするため通常の検査方法を図1に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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