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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻12号

1974年12月発行

文献概要

今月の主題 喘息の本質から治療まで 喘息の診断

気管支喘息の重症度

著者: 坂井英一1 小野寺壮吉1

所属機関: 1旭川医大第1内科

ページ範囲:P.1540 - P.1541

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 肺結核をはじめ,いくつかの呼吸器疾患には重症度分類がつくられており,治療法や予後の判定に用いられている.
 一般に,重症度は軽症,中等症,重症と分けられ,病理形態学的な基盤の裏付けられているものが多い.しかし,気管支喘息では,重症度をきめる基準に関する統一的見解はなく,諸家により,日常用いられているいくつかの分類がある.喘息は気道の閉塞を主体としたものであり,その閉塞の程度,持続時間,回数等を客観的に表現することは困難であり,それで,一定期間の観察による発作の頻度,発作の軽重,日常生活の障害度等の臨床症状と,種々の薬剤に対する反応度により基準が提唱されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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