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文献概要
今月の主題 喘息の本質から治療まで 喘息の診断
閉塞性肺疾患と喘息
著者: 佐竹辰夫1 原通広1
所属機関: 1名大第2内科
ページ範囲:P.1542 - P.1543
文献購入ページに移動現在,慢性閉塞性肺疾患(Chronic Obstructive LungDiseases),すなわち気管支喘息,慢性気管支炎,慢性(び漫性)肺気腫については,表1に示したような定義が国際的に用いられている.さらに最近では,慢性び漫性に細気管支を侵す「慢性び漫性細気管支炎」の存在も注目されてきた.筆者ら1)は,これらを重症度や治療方針とも関連させて鑑別診断するため,表2のような方法をとっている.この際に用いる肺機能は,通常,肺活量,1秒量,1秒率(T),低肺気量位の流速流量曲線,呼吸抵抗,肺内ガス分布などのほか最近開発されたclosing volumeなどである.もちろん,喘息患者ではこれらが変わりやすい点に特徴がある.
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