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文献概要
今月の主題 喘息の本質から治療まで 喘息の治療
喘息児童の日常管理
著者: 中山喜弘1
所属機関: 1埼玉医大小児科
ページ範囲:P.1566 - P.1567
文献購入ページに移動 喘息の治療には大別すると,発作時に行なう対症療法と,発作をくりかえさないようにするための根治療法がある.対症療法のみを行なっていたのでは,同じことをくりかえして,根治させることはできない.アレルギークリニックでは,原因療法そのほかの非特異療法を行なって根治させるための努力をするが,小児の喘息の場合には,医療と同じくらいの比率で重要なことは,喘息児の日常管理である.
その理由は,患児が親の保護下にあるので,喘息児の経過をよくするのも悪くするのも親次第といわれるくらい,親が本症を充分に理解して看護にあたっているかどうかによって,その経過がちがってくるからである.
その理由は,患児が親の保護下にあるので,喘息児の経過をよくするのも悪くするのも親次第といわれるくらい,親が本症を充分に理解して看護にあたっているかどうかによって,その経過がちがってくるからである.
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