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文献概要
今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり 腎と酸・塩基平衡異常
原発性尿細管性アシドーシス
著者: 浦壁重治1 高光義博1
所属機関: 1阪大・第1内科
ページ範囲:P.182 - P.183
文献購入ページに移動 通常,食事を介して1mEq/kg・体重/日の水素イオン(H+,酸)が人体に負荷され,これはすべて腎臓によって体外に排泄されている.したがって腎のH+排泄障害によってアシドーシスが,排泄過剰によってアルカローシスが生じる.
ただしカリウム欠乏症,アルドステロン症のような腎外性異常が腎機能に影響を及ぼしてアルカローシスをもたらすような2,3の例外を除けば,原発性の腎疾患で起こる酸・塩雄平衡異常は,そのほとんどすべてがアシドーシスと考えてよい.
ただしカリウム欠乏症,アルドステロン症のような腎外性異常が腎機能に影響を及ぼしてアルカローシスをもたらすような2,3の例外を除けば,原発性の腎疾患で起こる酸・塩雄平衡異常は,そのほとんどすべてがアシドーシスと考えてよい.
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