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今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり 呼吸器と酸・塩基平衡異常
実質性肺疾患
著者: 佐々木孝夫1
所属機関: 1東北大・第1内科
ページ範囲:P.192 - P.193
文献購入ページに移動 全ての呼吸器疾患は呼吸機能障害が高度になると,あるいは疾患が重症になると肺胞低換気となり,CO2の蓄積が起こり,臨床的にしばしば問題となる呼吸性アシドーシスに移行していく傾向がみられる.それまでには酸・塩基平衡調節の実行器としての呼吸器の状態のみならず,調節のアレンジをする中枢機構の変化,腎での代償,代謝系の異常等により,疾患の種類および程度によりそれぞれアシドーシスの色合も異なっている.
しかしながら治療とも関連し,疾患として重症と考えられる呼吸不全あるいは肺不全として病態をみると,Hypoxiaの状態にあるが,Pco2に関し,正常かあるいは低下している群と,Pco2が高い群とがあることが明らかにされており,呼吸器疾患として,酸・塩基平衡異常アシドーシス,アルカロージス両方の状態が依然として問題とされる.
しかしながら治療とも関連し,疾患として重症と考えられる呼吸不全あるいは肺不全として病態をみると,Hypoxiaの状態にあるが,Pco2に関し,正常かあるいは低下している群と,Pco2が高い群とがあることが明らかにされており,呼吸器疾患として,酸・塩基平衡異常アシドーシス,アルカロージス両方の状態が依然として問題とされる.
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