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文献概要
今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり 呼吸器と酸・塩基平衡異常
過換気症候群
著者: 飯田威夫1 佐竹辰夫2
所属機関: 1名城病院・内科 2名大・第2内科
ページ範囲:P.194 - P.196
文献購入ページに移動過換気症候群(過呼吸症候群,Hyperventilation Syndrome)は,1937年Kerr1)らの記載に始まるが,1950年代にLewis2))らにより体系化され,ほぼ現在の概念が確立された.その後,体液酸・塩基関係,脳循環,呼吸生理などの各学問分野の進歩につれて,現在では,過剰換気から症状発現までのメカニズムのほぼ全容を把握できるまでになっている.
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