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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻2号

1974年02月発行

今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり

呼吸器と酸・塩基平衡異常

CO2ナルコーシス

著者: 杉田實1 大鶴昇1 武田俊彦1

所属機関: 1兵庫医大・第3内科

ページ範囲:P.198 - P.199

文献概要

はじめに
 肺は生体に必要な酸素を摂取し,最終代謝産物である炭酸ガスを排泄する.さらに炭酸一重炭酸系を介して酸・塩基平衡を調節し,腎とともに生体の内部環境の恒常性の維持遂行のために極めて重要な機能を営んでいる.かかる肺の機能不全は必然的に体内ガス分圧の異常,あるいは酸・塩基平衡の破綻をきたし,さらには各種臓器組織の機能障害を惹起するに至る,その終末像がCO2ナルコーシスである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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