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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻2号

1974年02月発行

文献概要

今月の主題 酸・塩基平衡異常—その日常臨床とのつながり 老人と小児

小児の酸・塩基平衡異常

著者: 滝田誠司1

所属機関: 1東女医大・小児科

ページ範囲:P.222 - P.223

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 小児は成人に比して,水分,電解質異常および酸塩基平衡異常をきたしやすい.これは,小児の代謝回転がより速いこと,体液調節のための呼吸および腎機能が未熟であること,さらに,体内の恒常性を乱すような,下痢,嘔吐,発熱,呼吸困難等の状態に陥りやすいことによるものである.
 近年,Astrup法が導入され,小児の酸塩基平衡に関する研究は飛躍的な進歩を遂げつつあるが,実地診療上では,従来用いられている簡便なNatelson法によるCO2含量の測定のみによっても,ほぼ充分に酸塩基平衡状態を把握できる場合が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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