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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻3号

1974年03月発行

文献概要

今月の主題 貧血の現況 貧血の治療

治療薬としての造血ビタミン

著者: 藤岡成徳1

所属機関: 1国立東京第一病院・内科

ページ範囲:P.324 - P.325

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 造血に必要で,その欠乏により貧血が起こるビタミンを造血ビタミンと呼ぶ.ビタミンB12をはじめ,何種類かのビタミンが知られており,骨髄内での血球産生のそれぞれ異なる生化学的過程に関与している.不足ビタミンに特有な型の貧血や症状が起こるので,まず血算成績や症状から造血ビタミンの欠乏を推定し,できれば特定の検査で確診してから,適当なビタミンを使用することが重要である.ビタミン不足によって生じた貧血であれば,それを補充することにより,文字通り劇的に貧血や症状が改善される.しかし,造血ビタミンの有効な貧血でも,大量に投与しないと反応しない貧血もある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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