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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻3号

1974年03月発行

文献概要

グラフ 血管造影のみかた

—腹部・その3—消化管・膵

著者: 平松京一1

所属機関: 1慶大放射線診断部

ページ範囲:P.365 - P.372

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 食道,胃,十二指腸,小腸,大腸などの消化管については,バリウム検査や内視鏡検査による診断が主流をなしている.しかし最近は,血管系の変化を観察することによって粘膜面からはとらえにくい病変の把握や,腫瘍における良性悪性の鑑別,浸潤の範囲などを知ることができ,さらに肝転移の有無をも診断し得ることが多く,血管造影が治療方針の決定に大いに役立っている.
 膵疾患については現在のところ,血管造影が最も重要な検査のうちの一つと考えられるようになり,膵管造影などとともに広く普及しつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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