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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻4号

1974年04月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症の意味するもの 血清脂質とその動き

⑦遊離脂酸

著者: 武藤泰敏1

所属機関: 1東大・保健栄養

ページ範囲:P.446 - P.447

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 血清の遊離脂酸(FFA)または非エステル型脂酸(NEFA)は,リポ蛋白ではなく主としてアルブミンと結合して存在する.血清FFA濃度は0.1~2meq/l,総脂質の約5%以下でその占める割合は小さい.しかし,FFAの半減期は2~3分で,代謝的にはきわめて活発な資質画分であるといえる.とくに絶食時において,各臓器(とくに心筋)へのエネルギー供給という面でFFAのもつ生理的役割は大きい.血清FFAの由来は主として脂肪組織より動員による.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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