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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻4号

1974年04月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症の意味するもの 測定値

⑧血清脂質の測り方とその注意

著者: 福井巌1

所属機関: 1京府医大・臨床検査

ページ範囲:P.448 - P.452

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はじめに
 高脂血症の脂質検査として現在行なわれているのは,コレステロール,燐脂質,トリグリセライド(TG),遊離脂肪酸(FFA)とリポ蛋白の測定である.総脂質やエステル型総脂酸は化学構造も異なり,生理作用も異なるいろいろの脂質の総和であり,その意義があいまいであるため,各脂質の測定が容易になった現在,あまり測定されなくなった.
 その他,血清脂質とくにTGの代謝に深い関係のある酵素としてリポプロテインリパーゼ(LPL)活性の測定や,脂肪負荷試験も行なわれているが,今回は誌面の都合で省略する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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