文献詳細
文献概要
今月の主題 高脂血症の意味するもの 測定値
⑧血清脂質の測り方とその注意
著者: 福井巌1
所属機関: 1京府医大・臨床検査
ページ範囲:P.448 - P.452
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高脂血症の脂質検査として現在行なわれているのは,コレステロール,燐脂質,トリグリセライド(TG),遊離脂肪酸(FFA)とリポ蛋白の測定である.総脂質やエステル型総脂酸は化学構造も異なり,生理作用も異なるいろいろの脂質の総和であり,その意義があいまいであるため,各脂質の測定が容易になった現在,あまり測定されなくなった.
その他,血清脂質とくにTGの代謝に深い関係のある酵素としてリポプロテインリパーゼ(LPL)活性の測定や,脂肪負荷試験も行なわれているが,今回は誌面の都合で省略する.
高脂血症の脂質検査として現在行なわれているのは,コレステロール,燐脂質,トリグリセライド(TG),遊離脂肪酸(FFA)とリポ蛋白の測定である.総脂質やエステル型総脂酸は化学構造も異なり,生理作用も異なるいろいろの脂質の総和であり,その意義があいまいであるため,各脂質の測定が容易になった現在,あまり測定されなくなった.
その他,血清脂質とくにTGの代謝に深い関係のある酵素としてリポプロテインリパーゼ(LPL)活性の測定や,脂肪負荷試験も行なわれているが,今回は誌面の都合で省略する.
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