icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina11巻4号

1974年04月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症の意味するもの どのような時,高脂血症がみられるか

⑭酵素異常と高脂血症

著者: 齋藤玲子1

所属機関: 1東女医大・内科

ページ範囲:P.468 - P.469

文献購入ページに移動
 我々が臨床上しばしば直面する高脂血症は主として高トリグリセライド(TG)血症と高コレステロール(TC)血症である.そして血漿リポ蛋白代謝に関係の深い酵素はLipoprotein Lipase(LPL)とLecithin:cholesterolacyltransferase(LCAT)である.前者は(図1)に示すごとく血中TGの処理機構に関与し,後者は図2にその反応機構を示したが,血漿中の非エステル型コレステロール(uc)をエステル化することにより末梢より肝へのコレステロール担送に関与している1).ここでは,高脂血症の成因に関与するこの2つの主要な酵素についてのべたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?