文献詳細
グラフ X線造影のみかた
消化管・1
文献概要
成書にとり扱われている食道疾患のX線像をみると,1930〜1940年代は主として,悪性腫瘍,憩室,良性腫瘍,奇形などの頻度が多い.1950年代になると脈管系による圧迫像,食道の偏位,静脈瘤,筋腫,炎症などがとり入れられた.1970年代に入ると,二重造影像を使った悪性腫瘍の診断(御厨)がクローズアップされ,これが食道早期癌の発見に密着した、
食道X線検査法をみても,初めはほとんどが充盈像だけで,精密検査には粘膜像がつけ加えられた,しかし現在では,スクリーニングにも,精密検査にも,二重造影法が欠かせないものになっている.
食道X線検査法をみても,初めはほとんどが充盈像だけで,精密検査には粘膜像がつけ加えられた,しかし現在では,スクリーニングにも,精密検査にも,二重造影法が欠かせないものになっている.
掲載誌情報