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文献詳細

雑誌文献

medicina11巻5号

1974年05月発行

文献概要

今月の主題 臨床心電図のキーポイント 見逃がしやすい心電図所見

WPW症候群

著者: 松尾修三1 橋場邦武1

所属機関: 1長崎大第3内科

ページ範囲:P.578 - P.583

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 短いPR間隔と異常な幅広いQRSをもつ心電図で,ときに発作性頻拍をきたす例が1930年最初に報告されて以来1),これはWPW症候群あるいはPre-excitation Syndromeとして今日まで数多くの症例,研究が報告されてきている2〜5).ことに近年,Kent束以外にMahaim束,James線維などによる副伝導路があることがわかり,いわゆる典型的なWPW症候群以外の心電図の解明にもより多くの発展がみられてきた6).それとともに,その分類も変わりつつあるが,近年,Durrerら7)はPre-excitation Syndromeを心電図上,次のように分類している.
 1)"classic" WPW症候群(A型とB型)1)
 これはPR間隔<0.12秒,Δ波をもち,QRSの幅>0.12秒のもの

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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